年末調整って毎年やらないといけないの?
さて、みなさん師走が近づいてくると毎年やっていることがありますね。
ずばり『年末調整』です。
従業員さんに資料を配って、
質問を受けながら書き込んでもらって、
回収して会計事務所の人に渡して。
なんでこんなことを毎年しないといけないの?
と思ってる方も多いのではないでしょうか。
そこで今日は
「年末調整とはなんぞや?なんで必要なの?」
というお話をしていこうかと思います。
①年末調整とはなんぞや?
年末調整とは、
従業員の方の所得税を正しく計算する作業
のことをいいます。
その方に1年間で支払った給料を合計し、
扶養家族や保険料の情報を加味したうえで
正しい金額を計算するために行っているんですね。
②なんで必要なの?
でも考えてみてください。
給与明細の中に「源泉所得税」という項目がありますよね?
せっかくのお給料から引かれてしまう憎まれ役なあの子です。
実はあの金額は概算で計算されています。
お給料の額面がこれぐらいの人は、
この金額を天引きしてくださいね~
と税務署さんが決めているんですね。
ところが、額面が同じでも
ご両親を扶養している人、
保険料をたくさん払っている人、
子供がたくさんいる家庭など、
それぞれの家庭によって税金の金額が変わってきます。
こういった個人個人の事情を考慮した税金を
計算するために年末調整が必要となるわけですね。
最後に年末調整の注意点です。
保険料の金額や国民年金などについては
資料を見ればわかるのですが、
扶養の方や障害者手帳を持たれてるかなどは
記載がないと判別できないことが多いです。
資料の添付が不要な部分については必ず確認し、
控除が受けられるかどうかを確認しましょう。
香川県高松市の税理士・会計事務所
フロンティア総合会計事務所