税務調査で調査官が、資料を持ち帰りたいと言ってきたら?
さて今回は、
『税務調査で調査官が、資料を持ち帰りたいと言ってきたら?』
についてお話します。
税務調査で、調査官に会計に使用した資料を
持って帰ってもいいですかと聞かれるケースがあります。
会社での調査の時間を短くする代わりに、
資料を持ち帰らせてくださいという感じで言われます。
では、このような場合どうすべきでしょうか?
調査官の資料の持ち帰りには、
法的な拘束力がないので
断ってしまっていいんです!
まず、資料の持ち帰りは、
調査官が強制的に行えるものではありません。
あくまで納税者の承諾を得て行われるものです。
資料を持ち帰ることを承諾すると、
調査が簡単に終わるからいいか
と思われるかもしれませんが、、、
私は基本的に持ち帰ることを承諾しません。
理由は、私が調査官だった場合に持ち帰りたいと思うからです。笑
私が資料の持ち帰りに成功すれば、
じっくり時間をかけて調べることができます。
最初に指摘しようとした点と、それ以外の
指摘事項を見つけられる可能性も出てきます。
なので、みなさんも承諾する必要がないのです。
もし必要であれば、調査官が必要な資料を
コピーさせて持ち帰ってもらえばいいのです。
そうするとすべての資料をコピーして
持ち帰る調査官はいませんので。
税務調査を受けている際に、
調査官から言われる内容は、必ず守らないといけない
と思われている方も多いと思います。
しかし、すべて守らないといけない
訳ではありません。
法律的に強制されていることなのかどうなのか
で判断すればいいのです。
ぜひ参考にしてみてください。
香川県高松市の税理士・会計事務所
フロンティア総合会計事務所