人件費ってお給料だけじゃないの?
さて、今日のテーマは「社会保険」。
新規雇用の方と面接をした際に
「社会保険は・・・・」と質問されるのは、よくある話。
求人票を見ても「社会保険完備」と記載されていることがありますね。
ちなみに日本の法律では、何らかの保険に加入することになっています。
また、年金については、国民年金と厚生年金があるので、
下記のような組み合わせになります。
①協会けんぽ+厚生年金(社会保険)
②国民健康保険+国民年金
③〇〇国保+厚生年金
④〇〇国保+国民年金 …etc
では、なぜ社会保険を希望される方が多いのでしょうか?
それは、保険料の半分を会社が負担してくれるからです!
しかも年金については、国民年金よりも将来貰える年金が多いんです。
そう考えると、従業員が社会保険を求めるのも納得できますね。
ところが、雇用主側からしたらどうでしょう?
保険料を半分負担するということは、その方を雇用することにより
「給与+保険料の半分を支払わないといけない」ということです。
つまり、雇用する時は給与だけでなく、
保険料も検討しておかないといけないということですね。
ただし、この社会保険は、加入が必須なわけではありません。
まず、従業員が常時5人未満の個人事業主については、加入の義務はありません。
また上記以外の個人事業・法人でも、
所定労働日数が一般社員の3/4以上である社員が対象になります。
所謂パートさんについては、加入しない場合があるわけですね。
社会保険については、事業の立ち上げや法人設立では
切り離せない問題となっています。
個人事業の方がいいのか、法人設立の方がいいのか。
正社員がいいのか、パートさんがいいのか。
起業する時は事前に検討し、しっかりと人件費を確保した計画を立てましょう。
香川県高松市の税理士・会計事務所
フロンティア総合会計事務所