決算月を何月にすればいいのか?
さて今回は、新規に会社を設立する際に
「決算月を何月にすればいいのか?」
についてお話します。
「会社の決算は、どこも3月決算じゃないの?」
と思われる方もいらっしゃいますが、
自分の会社の決算月は自分で何月でも決めることができます!
でも、自分の会社の決算月を何月にすればいいか
悩まれる方も多いのではないでしょうか?
そこで、まず「何を基準に決めればいいか」
というポイントが下記3点あります。
①事業の繁忙期の時期は外す。
②消費税の免除になる期間を最大限にとる。
③会社の申告・納付期限に、納税資金がない時期を外す。
①については、
繁忙期を決算月にしてしまうと、
大切な決算時期に忙しくて、
決算業務をすることができなくなります。
また、税金の計算をする上でも、
思った以上に利益が出る場合などで業績予測がしずらくなります。
②については、
会社の業績にもよりますが、
消費税の免除の期間が最大で24ヶ月です。
この期間を最大にする必要があります。
うまく決算月を設定しなければ、
これが12ヶ月の半分になってしまうケースがあるからです。
③については、
①と②を考慮しても、実際に申告・納付する際に
納税資金がないような時期を、 決算月にしてはいけません。
自動車関連事業の場合の、5月の自動車税の納税時期や
人材派遣事業の場合の、7月の労働保険料の納付時期は
外したほうがいいかもしれません。
決算に必要な納税資金とその他の支払いで資金繰りが
悪くなる時期は、 選びたくないものです。
新規に会社を設立する際に、決算月もいつにするか
悩ましいところです。
ですが、自分の会社の
「業種」
「繁忙期の時期」
「消費税の免除の期間」
を考慮して考えて頂ければ、
自分の会社の決算期も決められるのではないでしょうか?
当社では、上記のような事を考慮しながら、
お客様の決算期を決めております。
会社の決算月をいつにするか悩まれた場合に、
参考にしていただければ幸いです。
香川県高松市の税理士・会計事務所
フロンティア総合会計事務所